英語教育実施状況調査

こんにちは。
今回は4月5日に文部科学省から発表されました「平成27年度英語教育実施状況調査」についてざっとのご紹介です。
調査は全国すべての公立中学9552校と公立高校3409校を対象に行われたものです。

中学校
【都道府県】 生徒比率  順位  教員比率  順位
 全国     36.6%  ━    30.2%   ━
 千葉     52.1%  1位   30.3%  15位
 秋田     48.6%  2位   26.1%  33位
 東京     47.9%  3位   45.3%   3位
 大阪     28.9%  42位   27.8%  25位

高校
【都道府県】 生徒比率   順位  教員比率  順位
 全国     34.3%   ━    57.3%  ━
 群馬     49.4%   1位   65.2%  15位
 千葉     45.5%   2位   39.2%  47位
 福井     42.5%   3位   86.6%   1位
 大阪     27.0%   43位   47.7%  39位

ここでは生徒比率1位~3位と大阪の順位を載せてみました。
数値の説明をすると、生徒比率は中学3年生(高校3年生)のうちで「英検3級(高校では準2級)以上を取得している生徒の割合」と「取得はしていないが、これに相当する英語力を持った生徒の割合」を合計したものです。教員比率は英語担当教員のうちで「英検準1級以上、又はTOEIC CBT 550点以上、TOEFL CBT 213点以上、TOEFL iBT80点以上又はTOEIC730点以上を取得している者の割合」です。

この調査結果を見てみると、まず、大阪は中学も高校も生徒比率、教員比率のどちらも低いという事実です。大阪は英語教育への取り組みが他県に比べて非常に遅れているといえそうです。
これは大阪人の多くが「英語なんて話せなくても生きていける」と功利主義的に考える「大阪人気質」によるところが大きいのかなあという気がします。このあたりは大阪府が本腰を入れて頑張るとととに自治体レベルでの取り組みと家庭でも英語学習に取り組めるように啓もう活動を行うことで改善されるのではないかと思います。

次に、生徒比率の順位と教員比率の順位にはあまり相関関係がありません。
生徒ができても先生ができない。逆に、先生ができても生徒ができていないという現象が多くみられました(この点、大阪は両方が低いレベルで相関性がありますが)。
つまり、先生の学力がいくら高くても指導への情熱や教え方がしっかりとしていないと生徒の英語力は伸びない。逆に、先生の学力が多少低くても情熱と教授法がしっかりしていれば生徒の英語力は伸びるようです。

私たちのような教室が常に気を付けなければならないのが、まさにこのようなことであって生徒を英語嫌いにさせない、好きにさせることが大切だと思っています。
ただ、好きにさせることを単に英語を用いて遊ぶということにとどめてはいけないと思います。学習をしていく中で英語を学習することが楽しいから好きになるという方向に向けていく努力が必要だと思います。

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